アメリカ公的部門(州立大学なども)で働く人々の給料公開  州立大学教授の給料がつまびらかに  salary transparency in public sectors of US

ハワイ州の大学に赴任した時びっくりしたこと






2017-2018にかけて、ハワイ大学より招聘していただき、共同研究をしたことがありました。







このとき、びっくりしたことの一つが、salary transparency です。

直訳すると、給料の見える化(透明性) とでもいいましょうか。

オンラインの検索サイト(データベース)が存在し、

公的な部署で働く人々、たとえば州立大学のファカルティの給料が個人名のもと、

公開されています。

つまり、このサイトでは検索窓に名前を入れると、その人の年俸がバーンと出てくるのです。

いや、もう驚きました。


A大学B学部C教授 年俸 いくらいくら

といった風に、きっぱり公開されています。






もちろん、職種によってはその人個人の金額ではなく、そのjobの給与レンジが示されていることもあります。


どういう職種が、具体的数字で公開され、

どういう職種が、よりソフトな職種の給料レンジで示されるのか、その違いはよく分かりませんでした。

ただ、アカデミアのファカルティはだいたい各個人の年俸で出ていたんじゃないでしょうか。




これは州の判断にゆだねられているらしく、州によって対応が異なるようです


つまり、全米が前述のような公開をしているかと言えば、そうでもないらしく、

州によるとのことです。

しかし、私がチェックした州は、ほぼ全部、詳細を公開していました。







賛否両論あるようですが、どちらかといえば進む方向でしょう

もちろん、賛否はあるようですが、

どちらかと言えば、進む方向にあるように思います。

州によっては、なんで州立大学教員の給料を公開するのかという説明を丁寧にしているところもありました。

やはり、公平性の担保ということがメインの理由のように思われました。


今日の英単語:coincidentally (偶然にも)

I discovered the hidden grave coincidentally.
私は偶然、その隠された墓を見つけました。





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