15年くらい前にパリのクリニャンクールで購入したアンティークスプーンたち
もう15年以上前になりますが、骨董品に凝っていた時代がありまして、
その頃は仕事で海外に出ると、必ずアンティーク市に寄ったものです。
ドイツではライプチヒで古い時計鎖を見つけて、大喜びしました。
その前後でフランスに出かけたので、
かの有名なクリニャンクールの骨董市にもちろん寄って、
画像のスプーンを入手したのです。
アンティーク のカトラリーは、12本が単位です。
いちばん左のひとつだけ離れているスプーンは、実家から引き継いでいる銀のスプーンで
クリニャンクールで見つけたスプーンとは別です(特別出演?)。
欲しいものはたくさんありますが、5万円を超えるものは買わない方針です
骨董品で5万円以内なんて、あまりにも低予算じゃないの?
と思われる方も多いと思いますが、ていねいに探すとわりにあります。
金製品はさすがに手が出ませんが、
銀製品とくにカトラリーは、手ごろな価格で出ていることが結構あります。
ナイフ、フォーク、スプーン、ナプキンリングなどなど。
銀製品には、厳密な刻印が入っていますので、それをルーペで確認して、年代なども推定するのが楽しい。
当時、古いダイヤモンドの指輪が10万円で出ていましたが、買わなかった
古いカットのダイアモンドで、鈍い光でしたが、なかなかおしゃれな指輪が
10万円くらいで出ていたのですが、結局見送りました。
石の鑑定ができないのと、5万円ポリシーを超えていることが理由です。
やっぱり買えばよかったかな
などと後から思ったりもしました。
アクセサリーは美しいものがたくさんありますが、比較的高く、
また鑑定が私には難しいので、ごく安価な気楽なもの以外は買いません。
さて、シルバーの刻印ですが
スプーンの表側にミネルバ(Minerva)の横顔が彫られています。
数字の1が脇にありますので、純度は95%です。
映り込みもあって、画像では分かりにくいですが、ルーペで見るとはっきりします。
向かって左側の刻印が、有名なミネルバの刻印です。
銀製品はときどき磨かないと黒くなります
ご存じのように、銀製品は磨かないと時間の経過とともに黒くなります。
そのため、時々出して、磨いたあと、できるだけぴったりとしたフィルムに包んで
空気に触れないようにしてはいます。
思い出いっぱいのクリニャンクールの銀のスプーンです。
また行きたいなあ。