英語を話す時、迷うことがたびたびあります
母国語と異なり、あとから習得した外国語は、言葉の感触をつかむことがむずかしいため、
どっちが正しいのかな?と迷ってしまうことがあります。
たいていの場合は、どっちにしても通じるのですが、やはりできるだけきれいな英語を話したいという気持ちがあって、迷うわけです。
たとえば、母国語である日本語の場合、
「リンゴに買いました」
は違います。
「リンゴを買いました」
が正しい。
と、何も考えずに分かります。
全然考えていません。
即座に分かるからです。
英語の場合はなかなかそうもいかないケースがありますから、
ひとつずつ積み上げていくということになりましょう。
native speakers: like better vs. like more
Which do you like better? なのか Which do you like more? なのか。
この議論は、ネイティブの間でも繰り広げられています。
つまり、日常、どちらも言うからなんです。
いろいろリサーチしたところ、どちらも間違いということはない。
しかし
Which do you like more? の方が、よりフォーマルである。
Which do you like better? は、くだけた口語的な感じがする。
という意見が多いようです。
どちらにしても、問題なく通じるようですから、気は楽ですが、日本で行われる英語の試験では、そうはいかないかもしれません。
betterだとXになるんでしょうか?
Who phoned her? It was I vs. It was me.
日本の高校で英語を習った頃(だいぶ前です)、主格は主格で答えるということで、
Who phoned her?
彼女に電話したのは誰?
It was I.
私です。
が正しいと覚えた記憶があります。
調べてみると、たしかに厳密な文法上、
It was I
が正しいようですが、
今日ではかえって妙に聞こえるということです。
みんな
It was me.
と言っているので、It was I.は、正式過ぎて、ちょっと引くといった違和感でしょうか。
つまり、正しいんだけど、今は通常そうは言わないということでしょうかね。
ここのところは、私はネイティブではないので、エンドースすることはできませんが、リサーチの結果はおおむね以上のような感じでした。
日本語で言うと、見れない vs. 見られない に近い?
日本語でも、同様の現象は起きています。
有名なのは、
見れない
見られない
食べれない
食べられない
などの「ら」抜き言葉ですね。
私は年齢層が高めのグループのため、「ら」抜きはカジュアル、もしくは文法的に正しくないという印象を持ちますが、多くの人が「見れない」と言っていますので、トレンドの変化ということでしょう。
言語って変化しますものね。
アーカイブ(ホーム)に戻る