昔、death taxという表現に出会ってびっくりした
相続税のことは通常、inheritance taxと言いますが、death taxと言う人もいます。
inheritanceとは、相続、継承という意味です。
しかし、death taxという言い方が、とりわけ特殊ということでもなく、
スピーチなどにも使われることがあるようです。
death taxの定義について、引用しますと:
What Are Death Taxes?
Death taxes are taxes imposed by the federal and/or state government on someone's estate upon their death. ・・・
ということになります。
相続税と同じです。
日本の相続税についてちょっと触れますと
ここ5-6年に起こった改正で一番大きな出来事は、2015年(平成27年)1月からスタートした相続税法改正でしょう。
改正点の最大の特徴は、基礎控除額の引き下げです。
改正前までの基礎控除額は、
5,000万円+(1,000万円×法定相続人の数)でした。
たとえば、法定相続人が3人だとすれば、8000万円まで相続税はかからなかったわけです。
しかし、改正後は、3,000万円+(600万円×法定相続人の数)に変わりました。
上記と同じ法定相続人3人の場合は、4800万円まで相続税がかからないということになります。
改正前の8000万円に比べると、ずいぶん低くなったという感は否めません。
つまり、上記の例(法定相続人3人)では、基礎控除が3200万円減少したことになります。
2014年までと2015年(以降)とでは、大きな違いとなったわけです。
相続税に対する考え方は様々
相続税をどのように考えるかは、意見の分かれるところです。
裕福な家の子孫がどのような条件で財産を相続するかについては、本が一冊書けるくらいいろいろな考え方があるでしょう。