浮世絵に描き出された涼しさ
毎日暑いですね。
オリンピックに参加している海外の選手たちも、
暑さだけでなく、湿度の高さを指摘しています。
蒸し暑いということです。
適宜水分やミネラル等を補給して、熱中症には気をつけたいものです。
さてさて、この暑い日本も、ひと昔ふた昔前はもう少し涼しかったような気がしますね。
浮世絵に描かれた涼しげな姿を見てみましょう。
喜多川歌麿(1753?ー1806)「風流花之香遊・高輪の季夏」
左側部分
右側部分
海をのぞむ料理茶屋二階座敷の光景ということで、
眼下にひろがる湾と舟がとても涼やかで、
吹いてくる風が感じられるような場面です。
水野年方(1866-1908) 「三井好 都のにしき 夜会艸」
何を話しているのでしょうか。
垣根や灯篭、そして白い花が夕方の涼やかさを伝えてくれます。
着物の柄や帯もとても素敵です。
水野年方(1866-1908) 「今様美人 七 岐阜提灯」
巻き上げてある簾の模様が印象的です。
着物の柄がとても可愛らしくまた、涼し気ですね。
帯はチェックのようにも見えます。
なんといってもやはり着物がよいなあ。欲しいです。
舟遊びでしょうか。
水辺は涼しいでしょう。
これから乗ろうとしている女性の表情が生き生きしていますね。
橋口五葉(1881-1921) 「夏装の娘」
すっきりした佇まいが、本当に涼風を運んできそうです。
手に持っているのは帯でしょうか。
足元には帯枕が見えます。
素足が涼やかですね。
今日の英単語: hypocrisy 偽善
He is hypocritical. 彼は偽善的です。