仕事について考える
なぜ働くのか?
生活をするため。
もし、とんでもない金持ちで、まったく働く必要がなければ、仕事を持たない?
この問いに対する答えはまちまちでしょう。
仕事とひとことで言ってもいろいろなタイプがあります。
考えてみれば、働くって当たり前のようでいて、案外知らない部分もありますよね。
ポストがあって、そこに応募するのか?
たとえば、入門ミクロ経済学を教えるという講師の仕事があって、
その仕事に就くとします。
その場合、
入門ミクロ経済学という科目自体がなくなれば
非常勤の場合、講師の仕事はなくなるわけです。
また、次期から入門ミクロ経済学を英語で教えることになったとします。
従来の講師が、ミクロ経済学なら教えられるが、英語は不得手なのでできません
ということになれば、他の講師を探すことになるでしょうし、
その講師との契約は終わらざるをえないかもしれません。
また、講師側もより魅力的なオファーがあれば、そちらに異動するでしょう。
これは典型的なポスト型の仕事です。
巷間話題になっているジョブ型に近いですね。
もちろん、上記の例で、講座閉鎖後、例えば統計学の初歩と言う講義に空きができて、
もしそれを教える気持ちがあれば、応募することはあり得るでしょうが、
横滑りというわけにはいきにくいでしょう。
それに対して、組織に入るという仕事もあります
先の例と同じ非正社員の例として考えます。
たとえば、ある会社が忙しくて、
コピーやファイリング、コーヒーメーカーの管理、会議の受付、
その他いろいろなことを手伝ってくれるスタッフを募集したとします。
特に限定的なポスト(仕事内容)ではなく、よろずお引き受けしますという形の就職。
この場合は、会社がひまになってきた場合、
契約が切れるということもある得るかもしれませんが、
上記のポスト型のように、そのポストが消えてしまったというのとは
状況が異なります。
いろいろな働き方があります
正社員の場合でも、たとえば弁護士社員のように、
ほぼ専門の仕事のみを担当するという立場の人もいます。
保健室のお医者さんやナースも同様ですね。
他方、多くの社員は、営業・総務・生産管理など
多方面に配属される可能性があります。
これらをフレキシブルにこなし、会社のメンバーとして貢献するわけです。
特に新卒で就職する場合は、そうですね。
さて、どんな働き方が自分の希望なんだろう?
激変する社会のなかで、いろいろ考えてしまいますね。
さて、今日の英単語は
discretionary labor system 裁量労働制
What is the discretionary labor system? It’s a system that allows employers to pay workers according to a predetermined number of hours instead of actual working hours. Workers, therefore, would not be paid for overtime work that hasn’t been agreed upon beforehand.
オンライン辞書には上記の説明が記載されています。
実働時間ではなく、予め決められた時間を前提に給料が払われるシステム。
したがって、前もって契約されていない限り、残業代は支払われない。