youtubeの字幕を活用しよう
日本にいながら、生の英語に触れられる貴重なツールが、youtubeです。
トランプ大統領の演説、エリザベス女王のクリスマスメッセージ、
TEDの新進気鋭のスピーカーたち、
市井の生活を映し出す一般youtuberの動画。
いずれも本当に勉強になります。
ただし、何を言ってるのか分からないから、つまらないわ!という方もいるかもしれません。
そこで役立つのが字幕です。
字幕は、英語で subtitle と言います。
youtubeの字幕の出し方
それでは、youtubeの字幕の出し方をご説明します。
画面右上に、縦に3個・が並んでいる所がありますので、それをタップします。
ちょっと見、見当たらない時は、iPad・iPhoneの画面に軽く触れると出てきます。
3個・の所をタップしますと、次に字幕という文字が出てきますので、それをタップします。
PCの場合は、歯車のアイコンをタップして、字幕を選んでください。
ここからは、それぞれの動画によって異なるのですが、
例えば日本の動画の場合、
オフまたは日本語(自動生成)の二択になっていることが多いと思います。
日本語(自動生成)を選べば、その後画面下に字幕がでてきます。
次に英語の動画の場合ですが、同様のプロセスで
オフ または 英語(自動生成)となっている時は、英語(自動生成)を選びます。
TEDのように字幕の種類が非常に多い場合もあります。
TEDの中でもそれぞれの動画によりますが、
たとえば、モニカ・ルインスキーさんのスピーチの場合、
即座には数えきれないくらいたくさんの種類の言語の翻訳と、
英語も2種類、英語/英語(自動生成)とが付いています。
もちろん日本語訳もついています。
中には字幕対応していない動画もあるかもしれませんが、
多くの場合は少なくとも自動生成字幕がついている例が多いと思います。
英語の動画で、日本語の翻訳字幕と英語字幕両方がついているものを選ぶ
英語の動画を見ていて(聴いていて)、半分くらいは分かるんだけど、今一つ全体をつかみ切れない。
あるいは、なんだかまるで分からないやという場合は、
日本語訳の字幕と英語字幕の両方がついている動画を探します。
TEDシリーズは、この条件に当てはまる動画がわりに多いと思います。
次にTEDについて、簡単に紹介させていただきますね。
TED talks
ニューヨークに本部を置く非営利団体で、毎年大規模な世界的講演会を開催しています。
2006年から、この講演会の内容を無料でネット上に動画配信したことにより、あっという間に世界中に知られるようになりました。
講演者はそれぞれの分野でトップレベルの人々が多く、かつ一般人であっても非常に興味深いプレゼンテーションのできる人々が選ばれています。
たとえば、ハーバード大学のMichael Sandel教授のスピーチは、彼自身の英語が非常に聞き取りやすく、かつ日本語の字幕も選択できます。
字幕の活用の仕方
まず、字幕オフで、耳だけで聴きます
聞き取れない単語や文章が出てきたら、あらあらのタイムをメモしておきます。
これはあとで、字幕と照合するためです。
次に、英語の字幕を選択します
自動生成の場合、ちょっと間違っていることもありますので、その点は留意する必要があります。
耳だけで聞き取ろうとした時に比べて、格段に楽だと思います。
さきほどの何と言っているか分からなかった部分の、文字をしっかりと拾います。
知っている単語で、聞き取れなかっただけ、ということもありますし、
知らない単語ということもあると思います。
知らなかった場合は、辞書で調べます。
今度は、日本語の字幕を選択します
そうか、そういう意味だったのか!
とか、
ちょっと翻訳が意訳すぎないか?
などといろいろと感想が出てきます。
最後にもう一度、字幕オフで見てみます
かなり聞き取れるようになっていると思います。
4回繰り返すことになりますので、ビデオは10分未満、できれば5-6分の短いものから始めるのがよいかもしれません。
日本語訳がついていて、かつ、短いものはそんなに多くないと思いますので、
見つけたらブックマークして、機会あるごとに繰り返し、耳を慣らすといいと思います。
日本語訳が不要な場合は、選択肢が広がります
耳で聞き取れない部分を、英語の字幕で確認できれば十分で、日本語訳は不要だという場合は、勉強に使用できるビデオの数が格段に広がります。
実際、日本語訳が付いている英語の動画は、あまり多くありませんので。
それにしても、字幕で音が追えると、英語を耳で聞くだけより何倍も楽だなあと、私はいつも思うのです。