たとえばこんな略語(abbrebiation)があります。私は社会科学が専門なので、その分野で言えば:
OECD Organization for Economic Co-operation and Development
経済協力開発機構
ILO International Labour Organization
国際労働機関
NATO North Atlantic Treaty Organization
北大西洋条約機構
IMF International Monetary Fund
国際通貨基金
TPP Trans-Pacific Partnership (Agreement)
環太平洋パートナーシップ(協定)
上から2番目のInternational Labour OrganizationのLabourは、イギリスの綴りでLabourとなっています。通常アメリカ英語ではLaborと綴るところですが、固有名詞なので多分アメリカ人もこの場合はLabourと書いてるんじゃないでしょうか(推測)。
アルファベットで読む場合(initialism)と、続けて単語として読む場合(acronym)
IMFやTPPはアルファベットで読みますね。アイ・エム・エフといった具合です。このタイプの略し方はinitialismと呼ばれます。
両者が混ざっているケースもあります。たとえばJPEG(ジェイペグ)などが挙げられます。
また人によってinitialism読みをする人もあれば、acronym読みをする人もいるという、どっちもありの場合も存在します。
GMAT(経営大学院の入試の一種)をジーマットと呼ぶ人も、ジーエムエーティーと読む人もいるなどが、その例です。
何の略だかわからないとき
自分の専門外の会議に出席した際などによく起こりますが、え?それ何の略?全然わからないわ。
とか、同じ略語でも違う単語の略であったり、こうした行き違いが起こり得ます。
たいていは事前にハンドアウトが手渡されて、それを見ればわかるというケースが多いですが、
それでも不明な時は:
What does this(that) abbreviation stand for?
と聞きます。
昨今の猛烈な略語ラッシュはなかなかついていけない
ASAP(as soon as possible)(できるだけ早く)などは、昔からよく使われてきましたが、昨今はすごい略語ラッシュです。
imoが、 in my opinionとはびっくり。