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多肉植物がどんどん殖える  Succulents that increase offspring

8年前に一鉢の多肉植物を買った


ふらっと農協の店先のに並べてあった多肉植物を買ったのが、始まり。
伊豆の家に置こうと思って、胡蝶の舞というのを選んだ。
何か月に1回程度した行かないので、水をやったり、その他いろいろ手のかかる植物は無理だし、多肉なら大丈夫だろうというわけだ。

葉を並べて置くだけで殖えるという


家に戻ってネットで調べると、葉っぱを土の上に並べて置くと、そこから新しい芽というか葉が出てきて、独立した一個になるらしいということが分かった。

持ち帰る時にとれてしまった葉っぱ2枚を、さっそく並べる。
少しして(1週間くらいだったか、記憶がおぼろ)確かに葉っぱのようなものがたくさん出てきた。
簡単に殖えるんだなあと感心したのである。
次第に親になった葉は黒っぽくなり、最終的には縮んだようになって役目を終える。
次世代に託すという形である。

この時の第一号鉢は、私がハワイ大学に研究員として出向いた際に、関東では雪が降ったそうで、寒さに弱い胡蝶の舞は枯れてしまった。伊豆に置いておけばよかったのかもしれない。カランコエ属は胡蝶の舞に限らず、寒さに弱いらしく、関東に置いておいた分は、この雪で全滅となった。


帰国後、しっかりと管理して殖やす


この反省を生かして、帰国後はよく観察し、気温にも注意してきた。
ピンセットで枯れた葉をとりのぞき、適宜水をやり、混みすぎていないかをチェックもした。
そうしたら、もう殖えて殖えて、多肉用に設置した棚ふたつが完全にいっぱいになり、駐車場側の花壇にも進出してたいへんな勢いである。
とりわけ朧月とルビーネックレス、不死鳥は、猛烈に殖える。なにもしていないが、どんどん殖えていくのである。

他方、十二の爪、マサイの矢じり、美空鉾などはそれほど殖えない。購入した時とさほど変わらない。若干殖えたかな程度である。


昨年の10月台風でたいへんなことになった


台風の予報を聞いて、ちょっと棚に載せておくのは無理かなという考えも、頭をよぎったのだが、疲れて帰宅したこともあって、そのままにしてしまった。

翌日見てみると、鉢がかなりの数吹き飛ばされて、多肉の葉が散り散りになって転がっていた。
ものすごい数のばらばらになった葉を集めて、多肉用土の上に並べた。こんなに手間がかかるなら、昨日ちゃんと降ろしておけばよかったのだ。
反省は後から来る。


約三か月後 ずいぶん新しい葉が出てきた



上の画像は、もぎ取れた葉っぱから新しく次世代が生まれてきている様子。
同様の鉢がまだ二個ある。
親の代は黒く変色して、しぼんでいるものもある。

上の画像は今年の1月で、下は7月現在。6ヶ月でずいぶん成長している。



多肉の楽しさは取れてしまった葉っぱから、新しい生命が着実に息吹くところにある。













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