毎年、同じテーマの講義を担当して5年 時が経ち学生が変われば内容も変わる Five years of teaching the same theme every year The contents change as the students change.
大学院の講義なのですが、5年間同テーマを担当した場合
たとえばglobalizationを主たるテーマとして、5年。75回講義するとします。
大学院ですので、学部と異なり学生数もそう多くはなく、
ゼミのように進行していきます。
毎年おもしろいなあと思うのは、それぞれの院生の研究テーマや興味によって
同じ資料であってもその解釈がかなり異なるという点です。
もちろん、院生の場合、もはや学生というより研究者としてほぼ自立している人もいますし、まだ学部生の香りが残っている人もいます。
ですから、その年の受講生のバラエティが、教える側にとってはたいへん関心のあるところなんです。
教える側にとっても勉強になる
院生の研究テーマがきわめてユニークな場合、
そうか、
そういうテーマもあるんだなあと
視野が広がる思いをすることもありますね。
受講生の関心も取り入れながら、
最新の情報を選定します。
初回の授業時に比べて、最後の15回目の時に
受講生の世界が広がっていく感じが得られるのは、
やはりうれしいものです。
英語での授業ですが、学部に比べて人数が少ない分、恥ずかしがらずに発言できるようです
学部の授業で人数がかなり多い場合などは、
みんなの前で英語で質問するのは勇気がいるようで
ちょっとためらっているのが分かります。
まあ、これも慣れで、何回かやっているうちに、
少々ブロークンでもこの先生は大丈夫なんだ
英語の授業じゃないもんね
と分かってくると、だいぶ積極的になれるようですね。
最近は講師側と受講生側の相互コミュニケーションが重要視される傾向に
ありますから、
この点はたいへん重要です。
今日の英単語:class participation 授業参加
質問をしたり、ディスカッションで意見を述べたりして、授業に積極的に関わることを意味します。