5行エッセイが英語上達にとてもよいです
青野仲達さんの、
「グローバル時代を生き抜くためのハーバード式英語学習法」2015
「欧米人を論理的に説得するためのハーバード式ロジカル英語」2016
で紹介されている、5行エッセイという方法が、英語を習得する上でとても役立つと感じています。
5行エッセイを実際にやってみましょう
まず、何について語りたいかを決めましょう。
ここでは、
「私は海外旅行するのが好きです」
という意見(好み)を設定します。
ちなみに、traveling, travelling はいずれも正しいのですが、前者はアメリカで多く使用され、後者はイギリスで多く使われるようです。
この意見を5行でロジカルに説明しましょう。
1)I like traveling abroad. (意見/結論)
私は、海外旅行が好きです。
2)I can eat ethnic food.
エスニックな食べ物を楽しむことができます。
3) I can communicate with people in different languages.
外国語で人々と話しをすることができます。
4) I can enjoy the scenery different from Japan.
日本とは違う風景を楽しむことができます。
5) Traveling abroad enriches my life. (再び結論)
海外旅行は、私の人生を豊かにしてくれます。
このような展開で、自分の意見(この場合は、海外旅行が好きだという好みの提示)を、論理的に説明していきます。
つまり、なぜ海外旅行が好きなのかを3つの理由で説明しているわけです。
シンプルな方法なので、これならできる! できそうだ!という自信が湧いてきます。
もうひとつ例を挙げます
1) I decide to walk for 30 minutes a day.
一日30分歩くことにします。
2) It refreshes me.
気分が爽快になります。
3) I enjoy the chirping of birds and the scent of flowers.
鳥のさえずりや花の香を楽しむことができます。
4) The muscles of the legs are trained.
足の筋肉が鍛えられます。
5) I can lead a more active life by walking for 30 minutes a day.
一日30分歩くことで、より活動的な人生を送ることができます。
以上のように、まず思ったことを掲げ、その説明付けを3行で行い、最後にもう一度結論で〆るというやり方です。
あまり難しく考えずに、どんどんやってみるとよいと思います。
たとえば、
Raising income tax is not effective to enrich community lives.
Giving up driver's license due to age is good for safer communities.
のようなやや複雑な命題を掲げて、3つその理由を述べ、結論で〆るなどの練習は、プレゼンテーションの基礎的なトレーニングにもなるのではないでしょうか。
下記の記事でも、青野氏のハーバード式ロジカル英語について書いています。