類語と反対語をまとめて覚えよう
言語というものは、似たような意味の単語をたくさん有しているものです。
そのひとつひとつを一時に学習することは、とても大変ですので、外国語を学ぶ場合は、まずもっともよく使われる単語を習います。
たとえば、「疲れた」を考えてみましょう。
日本語の場合、類語は、疲労した、消耗した、くたくただ、などでしょうか。
では英語ではどうなるでしょう。
まず最初に学ぶ単語は "tired” でしょう。
tiredの類語には、どのような言葉があるでしょうか。
tired の類語
worn out, 使い古してぼろぼろになった
exhausted 疲れ切った、もうエネルギーがない
fatigued 名詞はfatigue。倦怠感
weary 疲れた
tired(疲れた)の類語はたくさんありますが、上記は代表的なものです。
結構、バリエーションがありますね。
私はexhausted, fatiguedを、よく使います。
buy の類語
次に、buy(買う)について考えてみましょう。
buyの類語としては下記のような単語が考えられます。
purchase 購入する
get
pay for 支払う
obtain 入手する
acquire 取得する
shop for 買い物する
buyの類語として、まず頭に浮かぶのは、purchaseではないでしょうか。
getは、持つ意味が多岐にわたっていて、外国人には使いやすいようでいて、存外難しいところがありますが、日本語の会話にも入ってきている単語で、なじみはありますね。
obtain は、手に入れるという意味合いが強いですが、たしかにbuyに近い単語ではあります。
buyに相対する語は、もちろん sell です。
victory の類語
victory(勝利)の類語はどのようなものがあるでしょうか。
triumph
win
といったところでしょうか。
triumph とwinは、日本語の会話の中にも入ってくる単語ですから、分かりやすいです。
I won the game. 私は試合に勝った。
反対語は、I lost the game. 私は試合で負けた。
I was defeated. 私は負けた。
勝敗ですから、反対語も明確です。
lessonの類語
レッスンも日本語に入ってきている単語です。
類語としては:
class
lecture
tutoring
drill
exercise
などが考えられます。
そういえば、火事などの避難練習のことを、fire drill と言います。
反対語もいっしょに覚えると便利です
long-short 長短
far-near 遠近
thick-thin 厚いー薄い
dark-light 濃いー薄い
deep-shallow 深いー浅い
success-failure 成功ー失敗
もちろんまだまだあります。
単語に遭遇するたびに、この反対語(相対する語)は何だろうと考えると、語彙が自然と増えていきます。
thesaurus(シソーラス)を使う
シソーラスというのは、英語の類語辞典のようなものです。
語彙を豊富にするために、とても有効なツールです。
ただし、類語といっても、ひとつひとつの言葉の意味合いはさまざまです。
初見の単語の場合、よく文例などを研究して、その言葉の持っているニュアンスを理解してから使用した方が安全です。
言葉の持つ雰囲気については、ネイティブに聞いてみるのが一番早いです。
私も論文やエッセイを英語で書く場合は、必ずネイティブチェック(native check)
を受けるようにしています。
もし、それが難しい場合は、できるだけ多くの文例採取をして、類語同士の違いを把握するということになると思います。