小さい頃、英語を習っていた先生
先生のレッスンの中に、日々の暮らしでよく使う単語をピックアップして、学ぶ日がありました。
これはとても楽しい機会で、
ただ覚えるだけでなく、言葉の由来なども教えていただき、
棒暗記に比べてずいぶん力がついたと思います。
さてそんなある日、たんぽぽを英語でなんと言うかという話になりました。
dandelion と言います。
ライオンの歯みたいですからねえ。
そういえば、あのギザギザした花弁は、ライオンの歯みたいだ!
私はすっかり感心したのでした。
それから1年くらいが経過して
先生のご自宅のお庭で、
花壇の花の説明を聞いていた時、
脇の方にいくつかたんぽぽも咲いていました。
先生は、
「たんぽぽはなんて言うんでしたか?」
と、問いかけられました。
私は大きな声で
Lion Teeth です
と即答。
先生はすかさず
「惜しい! 考えは合っていますが、正解は dandelionです」
そーか、そーか。
あはは。
この時一緒だった友達とは、今でも付き合いがありますが、
たんぽぽというと、この件がひとつ話のように出てきます。
懐かしいなあ。