日本のクルマは止まらない傾向
歩行者優先で、本来、歩行者が横断歩道を渡る状態になったら、クルマはストップして、
渡らせなくてはいけないはずです。
信号があって、進め・止まれがはっきりしている時は別ですが。
この点は、アメリカは本当に徹底していますね。
実際、本当にしっかり止まります。
いちばん最近訪れたアメリカは、ハワイ州ですが(コロナの前です)、
この件に関しては実によく守られていました。
それに対して、日本では、ドライバーはあまり止まりませんね。
歩行者もクルマが止まらないことを知っていますから、
クルマの流れが切れるまで待っています。
しかし、最近は警察もしっかり取り締まるようになっています
警察庁のウェブサイトによれば、
「1 取締りの強化
横断歩行者等妨害等違反の取締り件数は年々増加しており、令和2年中は平成28年の約2.6倍となっています」
横断歩行者等妨害等違反の取締り件数は年々増加しており、令和2年中は平成28年の約2.6倍となっています」
とのことです。
横断者を脅かすような行為を取り締まるということは、
事故を未然に防ぐために大いに有効なことだと思います。
さらに
「2 広報啓発活動等
警察では、信号機のない横断歩道における歩行者優先等を徹底するため、取締りの強化と広報啓発活動を推進しています」とも述べています。
罰則はどれぐらいなんでしょう
同サイトによれば:
罰則等
・横断歩道等における歩行者等の優先
罰 則 3月以下の懲役又は5万円以下の罰金
反 則 金 大型車1万2千円、普通車9千円、二輪車7千円、原付車6千円
基礎点数 2点
・横断歩道等における歩行者等の優先
罰 則 3月以下の懲役又は5万円以下の罰金
反 則 金 大型車1万2千円、普通車9千円、二輪車7千円、原付車6千円
基礎点数 2点
ということです。
結構はらはらする歩行者とクルマの関係
というわけで、信号のない横断歩道を渡る歩行者は、本来、クルマが止まってくれるはずという前提でいるかもしれません。
しかし、実際には突っ切ってくるクルマがたくさんいます。
ですから、身の安全は自分で守るという観点からは、
あまり、無理をして渡ることも危ないなあと思うのです。
というのは、時々、
これは歩行者の権利です。あなたたちは停止すべきだ。
といった風に、少し強引に渡る人を見かけます。
実際先日、本当に轢かれたかと思うくらいきりきりの人がいました。
少し後ろにいた私はもう冷や汗しきりでした。
もちろん悪いのは、止まらないクルマです。
ただ、命あっての物種。
無理はできませんよね。
うちの近所の信号のない横断歩道は警察官が見守っている
よくネズミ捕りなどという妙な言い方がありますが、
それに似ているのかな。
うちの近所の信号がないけれども、かなりよく使われている横断歩道。
少し先の電柱の陰にときどき警察官がいます。
電柱と反対側から来たクルマは、おまわりさんに気がついていますから、
もう律義にきっちり減速・停止します。
逆側から来たクルマはそのまま突っ切って、たぶん注意されることもあるんじゃないでしょうか。
時々警察官がいるらしいと広まったのか、
その横断歩道に関しては、みんなよく止まってくれるようになりました。
噂なのかもしれませんが、数年前に誰かが言っていたのは、
オリンピックで世界中から観光客が来日するだろう。
歩行者優先が徹底している国から来る人も多いから、危ないので、
取り締まりや啓発に力を入れ始めた。
という話です。ホントかどうか分かりませんが、妙に説得力はあります。
と言っても、コロナで世界からお客様は来ないことになりましたが。