傍から見れば冷たいようでも
たとえば夫婦の妻の方が町のパン屋さんで、自分の分だけをランチ用に購入して、
家にいる夫の分を買わないとすれば
ちょっと冷たいな、夫の分はどうしたの?という声が聞こえてきそうです。
しかし、老境に入った私たち夫婦に関して言えば、
それはまったく当たりません。
というのは、今まで私が気を利かせて購入したものの大半は、
夫にとっては有難迷惑になってきた歴史があるからです。
好きなものを好きな時に食べたい
私たち夫婦はどちらもまだ引退しておらず、
仕事を続けていますが、かなり時間的、あるいは質的な裁量の高い職種です。
最終的な結果も自分が責任をとるという感じですね。
そんなわけで、仕事時間はばらばら。
夕食以外は各自のスケジュールに合わせて食べています。
オフィスと自宅が近いので、そのどちらかで食べることもありますし、
出先で食べることもあります。
二人揃うのは、夕食だけで、90%くらいの確率でいっしょに食べています。
しかし、オフィスの周りには美味しいことで知られたパン屋さんが何軒かあります。
時々寄りますが、そんなときについ自分の分だけでなく夫の分も買ってしまうのです。
そのおせっかい?のせいで、お互い嫌な思いをするばかりなので、
近年はすっぱりやめました。
もちろん電話で確認すればいいのかもしれませんが、仕事中かもしれませんし、
いちいち面倒です。
で、結局
自分の分だけ買いましょうということに落ち着き、私も夫も平和を得ました。
なぜ相手の分まで買ったらかえって迷惑になるのか?
1)好みが違うので、そのベーカリーを夫はさほど評価していない
2)体重を気にしているので、余計な食べ物を買ってこないでほしい
3)もう昼ごはんは冷やし中華を作って食べた。自分でやるから心配しないで。
などの理由です。
夫は常日頃から、卵サンドが大好きなので、喜んでもらえるかと思ったのですが、
もう昼は食べたし、夜は違うものが食べたいということで、
卵サンドを買ってきてくれた厚意には感謝するけれど、
困ったな
ということでした。
こういうパターンが繰り返され、私も学習しました。
自分の分だけ買うのは、悪いことではないな
ということです。
考えてみれば自分も同様でした
夫が気難しいような気がして、若干腹を立てたこともありましたが、
考えてみれば、私もまったくもって同様でした。
出張のお土産で買ってきてくれたチョコレートやおまんじゅう。
見るからに太りそうです。
上記に書いた理由の2)によって、私もほとんど手を付けないこともありました。
もう若い時と違って、がんがん行くというわけにはいきません。
実際ひと昔前は、おまんじゅうの2-3個ペロリと食べていました。
今は、お互い相手のペースを邪魔しないように暮らすのが良い、
と思うようになりました。
他人様から見たら、なんだかなーと言う部分もあるかもしれませんが、
まあしょうがありません。
夕食は相談してメニューを決めて、料理当番も交互にやってます。
今日の英単語:business trip (出張)
「出張」って英語で何て言うんだろう?
と考えてしまいがちですが、
ごくシンプルにbusiness trip で大丈夫です。