アメリカの組織は新陳代謝が早い? Quick Turnover of the people in the states
こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
時々連絡を取っているアメリカの研究機関なのですが
結構、人が入れ替わります。
グラント(研究助成金)が取れる年と、取れなかった予算的に苦しい年では、
人員の数に変化があるのは、当然として、
それ以外でもかなり人は動きますね。
研究所のヘッドだけでも、ここ数年で3人替わりました
ですから、久しぶりに連絡を取るときは、
よく様子を確認してからでないと、
もういない人宛てにメールを送ってしまうようなことにもなりかねません。
一般的に、辞める理由は様々でしょうが:
リタイヤー(つまり、引退ですね)
他にもっといい仕事を見つけた
事実上解雇された(契約が継続されなかった)
などなどが考えられます。
流動性といったらいいんでしょうか
日本人で日本の社会になじんだ私としては、
あまり人が入れ替わると、ネガティブな印象を持ちがちでしたが、
そうではないようです。
労働市場に相当の流動性があるんですね。
ですから、仮に契約を切られても、へこたれず、次の仕事を見つけているようです。
こうした流動性に対する評価は多用ですが、
私は基本的にいいことだろうと思っています。
いちどどこかに勤めたら、労働市場が硬直的で次の仕事がまずは見つからないから、
合わないなあ、嫌だなあと思っても留まっている
と言う状態は辛いものです。
終身雇用、年功序列、新卒4月採用
これを維持し続けることは日本においてももう無理でしょうから、
徐々に変化するとは思いますが、
この変化する過程が辛いですね。
変化の途上というのは、厳しいものです・・・
今日の英単語:labor market 労働市場
イギリス英語の場合は、labour と綴ることが多いようです。