大学学部と大学院の授業の違い differences between undergraduate and graduate classes





 大学学部と大学院の授業の違い





私は学部の授業と大学院の授業両方を受け持ったことがありますが、

この両者は似ているようで、かなり違うと言う印象を受けました。


まず人数が違います。

学部生は一般にどの大学でも、大学院生より人数がだいぶ多いでしょう。

院生の数はかなり絞られています。

特に博士後期課程(博士)は大変人数が少ないんじゃないでしょうか。

大学院の中でも前期課程(修士)の場合は、一定の人数がいます。

もちろん学部よりはずっと少ないですが。





さて実際に授業をする場合の違いなんですが

大学院の場合は年齢的にも、上の人が多いです。

20代の人ももちろんいますけれども、

30代40代50代60代の人もいます。

またどちらかと言うと留学生も大学院の方が多いような気がします。

まあこれは大学によるかもしれません。


実際に授業する場合は、

学部の場合には、相手が学生であるという前提で、

基礎部分から始めて徐々に応用に向かっていくと言う感じです。

基礎の理解が大切ですね。


それに対して、大学院生の場合は、

お互い研究者同士であると言う感覚が強いんじゃないでしょうか。

それぞれの研究テーマを持ち寄って討論したり、

発表を聞いて質問したり、

場合によっては1つのテーマについて、それぞれの立場で語りあったりします。

ある程度の基礎はもう既にできていると言う前提ですから

いわば応用部分から入っていくところがあります。


特に院生と講師との研究分野がかなり近い場合には、

相当専門的な検討ができるわけです。


私は文系の人間ですけれども、

同じ文系でも見方の違い、考え方の違い

あるいは今まで研究してきた専門部分の違いなどによって

こちらが先生、相手が学生と言うよりも

研究者同士として高め合うことができる、そういう可能性を持っていると思います。



ただ研究者と言うのは最終的には論文を発表することになります

自分の行っている研究を、論文に落とし込むには、一定のルールや技術が必要です。

つまりその人の持っている知見を、読者に対して間違いなく的確に伝えるために、

それぞれの学術分野によっていわば、

流儀のような論文の展開方法の約束があります。

これはまぁ技術的な問題もありますので、

いろいろな先行論文を題材にして、それを分析し、そこから学ぶいうことも行います。

いずれにしましても大学院での講義は、

インターアクティブな場合が多く、

非常にフレキシブルに展開することができます。


また相手も研究者ですから投げかけてくる質問も鋭いです。



学部の講義も参加型が増えてきました

他方、学部の授業は学年にもよりますが、

まだ学問を始めたばかりの、研究者とは言えない学生たちです。

したがって丁寧に基礎の理解を深めていくわけですけれども、

びっくりするぐらい熱心な学生もいます。

どんどん自分でも勉強して、

学期末には本当にすばらしく成長しているのを見るのはうれしいものです。


最近は、座って先生の話を聞くだけでなく、

グループでの研究つまりグループに分かれてのディスカッションや

プロジェクトの実施あるいはプレゼンテーションなど

自分たちも積極的に動いて授業に参加していくと言うタイプが増えてきました。

それはとても良いことだと思います。

学部と大学院の授業、それぞれ特徴がありますけれども、

いずれも、こちらにとっても大変勉強になります。


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